主祭神:田心姫命 (たきりびめ)
創建:820年
主な神事:弥生祭 4月
境内入り口には白糸の滝と呼ばれる滝があり、弘法大師が修行をしたと伝えられる。社内各所に弘法大師所縁の物が多い。静かな境内と清流が流れる、日光の隠れた古社である。
影向石
影向とは、神仏が仮の姿をとってこの世に現れる事。弘法大師が、820年にこの地に来て、奥の大岩のあたりで神霊の降下を祈願したところ美しい女神が現れたと伝えられている。
運試しの鳥居
1696年に、徳川三代将軍家光の忠臣、梶定良が奉納したもので、鳥居の額束の丸い穴に小石を三つなげ、穴を通った数で運試しをしたという。
無念橋
またの名を願い橋。三本杉を通してご神体山の女峰山を遥拝するために、自分の身を清め俗界との円を切ることをいみする橋であったが、いつの頃からか、己の歳の歩数でわたると、女峰山山頂奥宮まで健脚で登ったのと同じ事になり、願いが叶えられると言われるようになり、願い橋と呼ばれるようになる。
滝尾三本杉
古代より滝尾境内に最も古い神聖なところである。以前の三本杉は18世紀に静かに倒れた。その後、また植えられた。その為、現在の三本杉は樹齢250年から300年とされる。また、倒れた杉はそのままにしておくとの習わしで、現在も横たわっている。
子種石
古くは、子種権現といわれた。子供が授かるように、また安産でありますようにと、この霊石に祈れば霊験があるといわれ、今日でも願う人が絶えない。
酒の泉
日光三霊水の一つ。弘法大師が、この泉の水を汲んで神に捧げたと言われる。この御供水には、酒の味があるといわれ、持ち帰って元水として酒を造ると良酒が出来るという。そのため醸造家の崇敬篤い。
(参照:オフィシャル情報)