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知恩寺

観光案内

知恩寺(ちおんじ)は、京都府宮津天橋立の側にある古刹。天橋立の名所のひとつとなっており、創建は808年と古い。日本三文殊の一つとされ、境内には多くの文化財を有する。見事な山門や築500年以上の多宝塔などを有する。境内には多くの塔もありそれらも鎌倉時代の物などもある。天橋立の名勝の一部とされ、現在も多くの参拝客が訪れる。

参拝者情報
駐車場【有】
トイレ【有】

アクセス
京都丹後鉄道宮豊線で天橋立駅へ。そこから徒歩すぐ。


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周囲の地図情報 知恩寺

詳細案内

知恩寺
宗派:臨済宗妙心寺派
開基:(伝)平城天皇(勅願)
創建:808年
正式名称:天橋山 知恩寺

知恩寺は「知恵の文殊」と呼ばれ、またこのところの名から「切戸の文殊」・「九世戸の文殊」と呼ばれて古くから信仰の厚いところであった。寺伝によれば、その創建は千余年の昔、延喜年間という。世に三文殊と称するのは、ここ知恩寺に加えて、奈良県桜井市の阿部院・京都市今戒光明寺の三寺の文殊のことである。

国指定特別名勝「天橋立」は、海中に3.6キロにわたって連なる砂の部分だけでなく、それを展望できる成相寺麓の傘松の地、そしてここ知恩寺の境内地を含めている。

寺に伝わる古縁起にも、
「そもそも、九世戸あまのはしたてと申すは、本尊は一字文殊、鎮守ははしたての明神と申す、本地はおなじ文殊にておわします」
と記し、橋立も一体の信仰の地と考えられてきた。

本尊は善財童子・優填王を従えた文殊騎獅像である。境内には、本堂をはじめ、山門・多宝塔ほか諸堂が並び、寺だけでなく、地方の歴史を語る多数の遺物に接することができる。

文殊堂
1657年建立。
境内の風景ととけこんで、宝形造、銅版葺の屋根のこの御堂は知恩寺本堂文殊堂である。正面五間、側面六間で、内陣は三間四方、格子の間からなかを拝することができる。創建は以来幾度か修復が行われたが内陣中央の四本柱は、神代以来伝えて来たものという。

内陣厨子には、本尊、騎獅文殊菩薩坐像、その両側に従う善財童子・優填王をまつる。文殊像は、如意を持って獅子の上の蓮華座上に安座の形、優填王は獅子の首につけた鎖をとる。本尊の光背は、方形の身光、円形の頭光、その周縁の装飾等技巧をこらしたものである。座高は文殊菩薩49.1cm、善財童子60.6cm、優填王62.1cm。鎌倉時代後期の作。

この地方には、戒岩寺が文殊菩薩を本尊とし、付近地名に獅子・獅子崎があり、文殊菩薩をまつる穴文殊がある。文殊信仰がひろく行われたことを物語る。

文殊堂は西国礼所成相寺と共にひろく天下に知られ、室町将軍家も度々ここを訪れたし、近世になると巡礼の人々で賑わった。近世前期には、日本三景天橋立の語ととも日本三文殊の語もひろく行われた。この堂外陣の壁に揚げられている多様な絵馬は文殊堂によせる人々の信仰の深さを物語っている。

多宝塔
丹後国守護代・延永春信によって建立され、1501年に落成。

山門
1767年建立。

鐘楼
1881建立。