天守:存在せず
城郭の種類:平山城
築城年:16世紀
築城主:長野氏
箕輪城は、16世紀前半に高崎市浜川地域を拠点に支配した長野氏が築いた平山城である。長野氏は業政の代に全盛期を迎え、西上野の諸将と同盟を結び勢力を拡大させた大名である。長野業政は関東官領山内上杉家に対して忠誠を尽くした武将でも知られ、武田信玄の関東侵攻を何度も食い止めた名将でもあり、また箕輪城も堅城であった。しかし、1566年に遂に落城する。その後は、信玄、北条氏、徳川氏などと城代が代わり、1598年に井伊直政が城を高崎城に移し廃城となる。
箕輪城の最大の特徴は最大幅30m、深さ10mの空堀である。