宗派:高野山真言宗
創建:824年
開山:弘法大師 空海
正式名称:釜ノ口山 長岳寺
長岳寺は、奈良県山の辺の道に残る古刹の一つ。弘法大師創建の寺院で、淳和天皇の勅願によって824年に大和神社の神宮寺として建てられた。千年以上もの間法燈を守り続けている古刹で、多くの文化財や建築物が現存する。
建築物
鐘楼門(国指定重要文化財)平安時代
日本最古の現存する鐘楼門であり、弘法大師創建当時の唯一の建物である。
本堂 1783年再建
旧地蔵院(国指定重要文化財)1630年
現在は庫裏として使われている。建立時代当時そのまま美しい庭園も現存する。
大門 1640年再建
仏像
阿弥陀三尊像(国指定重要文化財)1151年
中尊に阿弥陀如来、両脇侍の観音菩薩、勢至菩薩の三尊。藤原時代末期に作られた像で堂々とした量感に写実的な表現は、次の鎌倉時代へと受け継がれている。また玉眼を使用した日本最古の仏像である。
増長天・多聞天(国指定重要文化財)藤原時代
力強い姿で800年を経た現在も色彩が良く残っている。
花
春:桜、躑躅、杜若
夏:紫陽花、酔芙蓉
秋:紅葉、楓
冬:藪椿
オフィシャルウェブhttp://www.chogakuji.or.jp/index.html