野原氏は、「トータル寝具ショップ のはら」の2代目。父から受け継いだ寝具の伝統的な技法に、さらに腕を磨くべく様々な技術や知識を取り入れ、和式の邸宅の寝具のみならず洋式の家屋、例えばフローリングやベッドにおいても使用できる布団を常に研究し続けている。その技術は日本一と称され、数少ない厚生労働省が認定する最高の技能士「現代の名工」の一人である。
手作り布団は木綿を手作りで、利用者のそれぞれの体の特徴に合わせて作られる。氏はナノグラムの重さ、ナノメーターの繊維の違いも指先で感じれると言う。それほど、精巧に布団を仕上げる。その寝心地は、あまりにも気持ちよく朝起きられない程である。
背骨の形に完全にフィットする様に木綿の厚みを配置している為に、寝ている間に人それぞれの最も理想的な姿勢に矯正してくれる為に、様々な健康効果を与えてくれる(個人差があり、効果において特効薬ではありません。)。個人の感想では、腰痛や首の痛みの解消、睡眠障害の完治などの効果もある。
全技連マイスター・東京マイスター・現代の名工
手作り布団の豆知識
木綿は、リサイクルが可能です。古くなった布団を打ち直す事も可能です。基本は、敷布団は5年、掛け布団に打ち直して7年、最後は座布団にリサイクルが可能です。
野原氏の布団は、寝る方向が決まっています。その理由は、木綿の厚みの配置を人間の体重の分布に合わせて組み合わせるからです。
0.1 人間は横に仰向けになった時、体重の80%は胸から腰にかけて占められます。機械で量産された寝具は均等に分布されており、結果として首や腰に逆に歪みが生じてしまいます。手作り布団は、それぞれの体の特徴に合わせて、最も理想的な姿勢で横になれるように作られています。
0.2 木綿の布団は日に干す事でそのボリュームは蘇ります。また、人間は寝ている時汗をかくのは首から肩にかけてです。その為、干す場合はその面だけを干せば大丈夫です。
0.3 布団を畳む時には、「の」の字になるように畳みます。一般にほぼ全ての人に行われる、蛇腹畳は間違いで必ず一回転させて畳んで下さい。なぜなら蛇腹で畳むと胸の位置に畳みじわが出来てしまいせっかくの効果が台無しになってしまいます。
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