城郭構造:連郭式山城
築城年:不明
主な改修者:北条氏政
伊豆長浜城が築城されたのは15世紀後半ごろと推定されている。本格的な水軍城として使われたのは1579年に駿河国を手中に収めていた武田氏が狩野川河口に三枚橋城を築き、北条氏をけん制した時である。
北条氏は伊豆国の中でも最も重要であった韮山城を守るため、徳倉や大平などの狩野川沿いの城を築城・改修を行った。さらに海から韮山城に攻め込まれないように、獅子浜城と長浜城を整備し、長浜城には北条水軍の大将である梶原景宗を呼び寄せ、北条水軍の主力を結集させた。
安宅船は、戦国時代後半に登場した全長25m前後の軍船である。
第二曲輪は、海側は視界が開けている一方で山側は防御用の土の壁や堀切、そして建物跡などが、戦闘のたべの工夫が至る所に施されている。